FRP防水は、貯水槽やプールにも施される防水工法です。一般住宅ではベランダ・バルコニーの防水対策に最適。そもそも「FRP」(エフ・アール・ピー)とは、「繊維強化プラスチック」のことです。名前のとおり、プラスチック(ポリエステル樹脂)のなかにガラス繊維や炭素繊維などを含めることで、材料の耐久性を強化しています。軽量なうえ耐久性・耐水性などに優れているので、浴槽・浄化槽・プール・車・ボート・楽器・人工衛星など、幅広いものに使用されています。 ☆軽量で耐震性がある ☆重歩行性(摩擦や重みに強い) ☆耐候性・耐久性に優れる ☆防水性・耐薬品性に優れる ☆硬化が早く、工期が短い ☆塗りムラができにくく、均一な仕上がり

防水工事で耳にする機会の多い「ウレタン防水」ですが、具体的にどのような防水工事なのか、ご存じない方も多いのではないでしょうか。 そもそもウレタンとはプラスチックの一種であり、ウレタン結合と呼ばれる化学反応によって生成される「樹脂」のことを指します。 配合や方法を変えることで様々な性質のウレタンが生まれ、スポンジや塗料、接着剤や断熱材等、世の中のあらゆるところで活用されています。ウレタン防水は弾力性があるため、建物が振動しても柔軟に対応できる特性があります。 そのため地震が多い日本の住宅のベランダには、ウレタン防水が適しているのです。ベランダの床は、防水効果がなくなると劣化や雨漏りの原因になります。 ウレタン防水は液状のため、狭い場所や複雑な形状の場所にも施工が可能です。 またどんな床下地にも塗布できるので、様々なタイプの防水工事に適しているでしょう。

通気緩衝工法は通気層を持つため、雨漏りに最も効果的な工法です。コンクリートやモルタルなどの床下地に通気緩衝シートを貼ってからウレタン樹脂を塗装する工法です。 通気緩衝工法は水分を逃す性能が高いため、床下地が劣化し水分を含んでいる場合に使われます。ウレタン防水通気緩衝工法は、別名ウレタン防水絶縁工法とも呼ばれています。 ウレタン防水密着工法とは異なり、防水専門業者だけが提案できる工法です。【防水層の膨れを防止】【優れた安定性と耐久性】【脱ぎ目の均一な仕上がり】【形状が複雑な場所に施工可能】などといった特徴があります。屋上からの雨漏り予防・防水工事などに最適です。

シート状の防水材を貼る工法です。広い面積をむらなく一度に施工できるので⼤規模建物の屋上防水工事に向いています。シート防水の優れた工法として知られています。 入隅コーナー部、防水端末部にシート鋼板をドリルで固定して塩ビシートを接合する工法で、躯体にシートを接合しませんので、躯体の亀裂・振動や目地の挙動等の影響を受けることはほとんどありません。 下地の撤去が不要で、調整の必要もほとんどないため、改修工事に適しています。 溶着剤または熱風にて瞬時に接合するため、長期間安定した接合面を保ちます。 絶縁工法のため水蒸気が分散し、部分的な膨れが生じることもありません。雨漏りなどにも大変効果的な工法です。長期的に防水層を持たせたい場合は、シート防水が最適です。 シート防水（塩ビシート）は、既存の防水がどのような種類であっても被せることが可能ですので、余計な撤去費用がかからず、コストカットもでき環境にも優しい防水工法です。