雨樋詰まりの原因と対策

2025.06.27
✅ 雨樋が詰まる原因
① 落ち葉・枯れ葉の詰まり
- 周囲に樹木が多い場所でよく起こる
- 風で飛ばされた葉っぱが雨樋や集水器に溜まる
- 放置すると水の流れが悪くなり、あふれる



② 土やほこりの堆積
- 風で飛んできた砂やほこりが少しずつ溜まる
- 特に横樋(よこどい:水平部分)は溜まりやすい
- 長期間放置すると雑草やコケが生え、さらに詰まる



③ 鳥の巣・動物のフン
- 雨樋の中に鳥が巣を作るケース
- 枝や草、フンが詰まりの原因に
- 屋根の端部分が狙われやすい



④ 雪・氷の詰まり(寒冷地)
- 雪が詰まったまま凍結する
- 氷で雨樋が壊れる、変形するリスクも



⑤ 経年劣化・変形
- 古い雨樋が歪んだり、傾斜不良が起きる
- 水が流れにくくなり、ゴミが溜まりやすくなる



✅ 放置するとどうなる?
- 雨水が溢れて外壁や基礎を痛める
- コケやシミが発生
- 軒天やサイディングの劣化
- 最悪、雨漏りの原因に



✅ 雨樋の詰まり チェック方法
① 雨の日に確認する(もっとも簡単)
雨が降っているとき、雨水があふれていないかを見る
▶️ チェックポイント
雨樋の途中から水が垂れていないか
集水器(排水口)から水が溢れていないか
壁に雨だれの跡がないか
② 晴れの日に目視点検する
家の周囲を歩きながら、ゴミや葉っぱが見えるか確認
▶️ チェックポイント
集水器(角の部分)にゴミが見えないか
雨樋の形が歪んでいないか
雨樋にコケや草が生えていないか
③ 水を流してテストする
ホースで少しずつ水を流して排水がスムーズか確認
▶️ チェックポイント
水がスムーズに流れるか
水が溜まってしまわないか
水があふれてこないか
※注意:高所作業になる場合は無理せず専門業者に依頼。
④ 長竿・ドローンで確認する(安全)
- 長いカメラ付きの棒で雨樋内を撮影
- ドローンがあれば上空から全体チェック可能
⑤ 異常のサインを見逃さない
- 雨のあとに壁に「雨だれ跡」が残っている
- 地面に水たまりができやすい
- 雨樋の接続部が緩んでいる
チェック方法 | 難易度 | おすすめタイミング |
---|---|---|
雨の日の確認 | ★☆☆ | 雨が降った時 |
晴れの日の目視確認 | ★☆☆ | 定期点検、春秋 |
水流しテスト | ★★☆ | 詰まりが疑われる時 |
長竿・ドローン確認 | ★★☆ | 自分で安全に確認したい時 |
異常サインの確認 | ★☆☆ | 普段の生活中 |
✅ こんな症状は要注意
☑ 外壁に黒い雨だれ跡
☑ 雨の日にバシャバシャ水が落ちる音
☑ 雨樋から植物が生えている
☑ 雨樋が歪んでいる
屋根に登る作業は大変危険ですので、無理せず業者に依頼をおすすめします
④ 専門業者の点検(年1回目安)
- 高所作業車や専用カメラでプロが細部をチェック
- ついでに雨樋全体の劣化状況も確認できる
- 雨樋清掃・補修をまとめて依頼できる


✅ 雨樋点検のタイミング
年1~2回が理想(春・秋)
大雨・台風・積雪後には必ず確認
外壁塗装や屋根工事のタイミングで同時点検がオススメ
発見された問題 | 対応方法 |
---|---|
詰まり・ゴミ溜まり | 掃除・清掃 |
金具の緩み・外れ | 締め直し・交換 |
ヒビ・割れ | 部分補修または部品交換 |
たるみ・歪み | 支持部の調整・補強 |
劣化がひどい場合 | 雨樋の交換・全面リフォーム |
雨樋(あまどい)詰まりや、劣化を発見してそのままの状態で
放置してしまうと、修理費用が余計に増してしまいます😭
早急に点検・メンテナンスをお願いしましょう🏠




