瓦屋根の雨漏りはなぜ起こる?古い住宅で注意したい劣化サインと修理方法

ブログ 2026.10.01

古い住宅にお住まいの方から、

「最近、雨が降ると天井にシミが出てくる」

「瓦屋根だから雨漏りはしないと思っていた」

「瓦が少しズレているけど大丈夫?」

「以前から屋根が古くなっていて心配」

といった相談を受けることがあります。

瓦は昔から住宅の屋根に使われてきた耐久性のある屋根材です。

そのため、「瓦屋根は長持ちする」「瓦なら雨漏りしにくい」というイメージを持っている方も多いかもしれません。

しかし、瓦そのものが丈夫であっても、屋根全体が永久に劣化しないわけではありません。

屋根には瓦だけではなく、瓦の下にある防水紙や屋根下地、棟、漆喰、谷部分、板金など、さまざまな部材が使われています。

長い年月の間にこれらが少しずつ劣化すると、雨水が住宅内部へ入り込む原因になることがあります。

特に築年数の経過した住宅では、外から見ただけでは分からない部分で劣化が進んでいるケースもあります。

そこで今回は、

「瓦屋根なのになぜ雨漏りするの?」

という疑問から、古い住宅で注意したい劣化サイン、雨漏りが起きたときの対処方法、修理方法まで詳しく解説します。

「うちはまだ大丈夫」と思っている方も、一度ご自宅の屋根や外壁の状態を確認するきっかけにしてみてください。

瓦屋根でも雨漏りすることがあります

まず知っておきたいのが、

「瓦屋根だから雨漏りしない」

というわけではないということです。

瓦は耐久性の高い屋根材ですが、住宅の屋根は瓦だけで雨水を防いでいるわけではありません。

瓦の下には、防水紙などの雨水の侵入を防ぐための部材があります。

さらにその下には屋根下地があり、住宅の内部を守っています。

つまり、屋根は複数の部材によって雨から住宅を守っているのです。

瓦そのものに大きな問題がなくても、

・防水紙の劣化

・屋根下地の劣化

・瓦のズレ

・瓦の割れ

・漆喰の劣化

・棟部分の劣化

・谷部分の劣化

などが起こることで、雨漏りにつながる可能性があります。

そのため、雨漏りが起きたときには「瓦だけ」を見るのではなく、屋根全体の状態を確認することが重要です。

古い住宅ほど屋根全体の確認が大切

築年数が経過した住宅では、屋根も長い間、雨や風、紫外線などの影響を受け続けています。

さらに、地震や強風、建物の経年変化などによって、瓦の位置が少しずつ変化することもあります。

新築時には問題がなかった部分でも、長い年月の中で少しずつ劣化していくことがあります。

例えば、

「瓦が以前よりズレている」

「漆喰が崩れている」

「屋根の一部にコケが増えた」

「天井に以前はなかったシミがある」

などの変化があれば、一度専門業者に状態を確認してもらうと安心です。

特に古い住宅では、目に見えている瓦だけではなく、その下にある防水紙や屋根下地の状態も重要になります。

瓦のズレは雨漏りの原因になる?

瓦屋根を地上から見たときに、

「なんとなく瓦が揃っていない」

「一部分だけ瓦がズレている」

と感じることがあります。

瓦のズレがあるからといって、必ず雨漏りするとは限りません。

しかし、瓦の状態が変化している場合は、屋根全体の状態を確認するきっかけになります。

強風や地震、長年の経年変化などによって瓦が動くこともあります。

瓦がズレた状態をそのままにしていると、雨水が入りやすくなる可能性があります。

また、ズレている瓦だけではなく、周辺の瓦や棟部分などにも変化がないか確認することが大切です。

屋根の上は非常に危険なので、自分で瓦を踏んだり動かしたりするのは避けましょう。

瓦のひび割れや欠けにも注意

瓦は丈夫な屋根材ですが、強い衝撃や経年劣化などによって、ひび割れたり欠けたりすることがあります。

特に古い住宅では、一枚だけではなく複数の瓦に劣化が見られることもあります。

瓦にひび割れや欠けがある場合、その部分から雨水が入り込む可能性があります。

地上から見える範囲で、

・瓦が割れている

・瓦の一部が欠けている

・瓦の形が明らかに変わっている

といった状態がないか確認してみましょう。

ただし、細かい状態を確認するために屋根へ上がるのは危険です。

屋根の点検は専門業者に依頼しましょう。

漆喰の劣化も瓦屋根では重要

瓦屋根の住宅で確認したい部分の一つが「漆喰」です。

漆喰は、瓦屋根の棟部分などに使われています。

長年、雨風や紫外線などにさらされることで、少しずつ劣化することがあります。

例えば、

・ひび割れ

・剥がれ

・欠け

・崩れ

などです。

漆喰が劣化しているからといって、必ずすぐ雨漏りするわけではありません。

しかし、屋根の状態を確認するうえでは重要なポイントになります。

特に築年数が経過している住宅では、瓦だけでなく漆喰や棟部分なども合わせて点検することが大切です。

瓦の下にある「防水紙」も重要

瓦屋根の雨漏りを考えるうえで、非常に重要なのが瓦の下にある防水紙です。

住宅の屋根では、瓦などの屋根材だけで完全に雨水を防いでいるわけではありません。

瓦の下にある防水紙などが、屋根内部への雨水の侵入を防ぐ役割を担っています。

しかし、防水紙も永遠に使えるものではありません。

長年の使用によって劣化すると、防水性能が低下する可能性があります。

外から見たときに瓦が比較的きれいでも、

「屋根の内部では防水紙が古くなっている」

というケースも考えられます。

特に非常に築年数の古い住宅では、屋根表面だけではなく内部の状態についても専門業者に確認してもらうことが重要です。

屋根下地の劣化にも注意

防水紙のさらに下には、屋根を支える下地があります。

長期間にわたって雨水が侵入すると、この部分に影響が出る可能性があります。

例えば、雨漏りを長期間放置している住宅では、屋根内部の木材などに水分による劣化が見られることがあります。

ここまで劣化が進んでしまうと、単純に瓦を一枚交換するだけでは対応できない場合があります。

だからこそ、雨漏りは早めに原因を確認することが大切です。

「天井のシミ」は雨漏りのサインかもしれません

住宅の中で分かりやすい雨漏りのサインの一つが、天井のシミです。

以前はなかった場所に、

「茶色っぽいシミができた」

「天井の一部だけ色が変わった」

「雨の日になるとシミが濃くなる」

といった変化がある場合は注意しましょう。

ただし、天井にシミがあるからといって、必ず屋根から雨漏りしているとは限りません。

外壁やベランダ、サッシなどから雨水が侵入している可能性もあります。

そのため、雨漏りが疑われる場合は住宅全体を確認することが重要です。

雨漏りしている場所と原因は違うことがあります

雨漏りでよくあるのが、

「水が落ちている場所が雨水の侵入口」

と思ってしまうことです。

しかし、雨水は住宅内部を伝わることがあります。

例えば、屋根の一部分から侵入した雨水が屋根内部を移動し、別の場所から天井にシミを作ることがあります。

外壁から入った雨水が内部を伝わり、室内の離れた場所に症状が出る場合もあります。

そのため、

「天井の真上だけ修理すればいい」

とは限りません。

雨漏り修理では、実際の雨水の侵入経路を確認することが重要です。

古い住宅で注意したい雨漏りのサイン

古い住宅にお住まいの場合は、次のような症状がないか確認してみましょう。

こうした症状がある場合は、早めに専門業者へ相談しましょう。

雨漏りを見つけたらまず何をすればいい?

雨漏りを発見すると、すぐに屋根を確認したくなるかもしれません。

しかし、雨が降っている最中の屋根は非常に滑りやすく危険です。

瓦屋根は特に滑りやすいため、自分で屋根に上がるのは避けてください。

まずは室内の被害を広げないことを優先しましょう。

天井から水が落ちている場合は、バケツなどで受けます。

家具や家電製品が濡れそうな場合は、可能な範囲で安全な場所へ移動させます。

照明器具やコンセントなどが濡れている場合は、感電などの危険があるため、無理に触らないようにしましょう。

そして、雨が止んだ後に専門業者へ点検を依頼することをおすすめします。

雨漏りの状態は写真に残しておく

雨漏りを発見したら、可能な範囲で写真や動画を撮影しておくのもおすすめです。

例えば、

・天井のシミ

・壁紙の濡れ

・水滴が落ちている場所

・窓まわりの水濡れ

などです。

雨漏りは、雨が止むと症状が分かりにくくなることがあります。

雨が降っているときの状態を記録しておくと、業者へ相談するときにも状況を伝えやすくなります。

古い瓦屋根は「部分修理」と「屋根全体の修理」を判断する

瓦屋根の雨漏り修理といっても、すべての住宅で同じ工事をするわけではありません。

屋根の状態によって必要な工事は変わります。

例えば、

瓦が一部割れている

↓

瓦の差し替えや部分補修

漆喰が一部劣化している

↓

漆喰補修

瓦のズレがある

↓

瓦の調整や部分的な補修

棟部分に劣化がある

↓

棟の補修など

屋根全体の防水紙や下地が劣化している

↓

屋根全体の改修を検討

というように、住宅の状態によって対応は異なります。

そのため、

「雨漏りしたから必ず屋根を全部交換する」

という考え方ではなく、まず現在の状態を確認することが大切です。

すぐに屋根全体を葺き替える必要があるとは限らない

雨漏りが発生すると、

「屋根を全部やり直さないといけないのでは?」

と心配になる方もいるでしょう。

しかし、雨漏りの原因や屋根の劣化状況によっては、部分的な補修で対応できる場合もあります。

一方で、屋根全体の劣化が進んでいる場合には、部分補修を繰り返すよりも、屋根全体の改修を検討したほうがよいケースもあります。

重要なのは、屋根の状態を確認したうえで、必要な工事を判断することです。

見積もりを受け取ったら、

「なぜこの工事が必要なのか」

「どの部分が劣化しているのか」

「部分補修では対応できないのか」

などを確認しておくと安心です。

屋根だけでなく外壁も確認しましょう

古い住宅の雨漏りでは、屋根だけに原因があるとは限りません。

外壁のひび割れやシーリングの劣化、サッシ周辺などから雨水が侵入している可能性もあります。

特に、

「屋根を修理したのに雨漏りが止まらない」

という場合には、別の場所から雨水が侵入している可能性も考える必要があります。

そのため、雨漏りが発生した場合は、屋根だけでなく、

外壁

シーリング

サッシ

ベランダ

雨樋

軒天

なども含めて住宅全体を確認することが大切です。

古い住宅ほど「雨漏りする前の点検」が大切

築年数がかなり経過している住宅では、

「今まで雨漏りしていなかったから大丈夫」

と思ってしまうことがあります。

しかし、雨漏りはある日突然症状が出ることがあります。

昨日までは何ともなかったのに、強い雨が降った翌日に天井にシミができる。

そんなこともあります。

だからこそ、雨漏りしてからではなく、症状が出る前に住宅の状態を確認しておくことが大切です。

特に、

「長期間屋根を点検していない」

「築年数がかなり経っている」

「以前屋根を修理したことがある」

「瓦のズレが気になる」

という方は、一度専門業者による点検を検討してみましょう。

こんな住宅は一度屋根を確認してみましょう

次のような住宅は、屋根の状態を確認するきっかけにしてみてください。

こうした症状がある場合でも、必ず大規模な工事が必要になるわけではありません。

まずは現在の状態を知ることから始めましょう。

神戸市でも古い住宅の雨漏りには注意

神戸市には、昔から建っている住宅も多く、瓦屋根を使用した住宅も見られます。

長く住み続けている住宅では、屋根だけでなく外壁やベランダ、雨樋なども年月とともに劣化していきます。

特に雨が多い時期や台風、強風の後などは、普段は気づかなかった屋根の変化が表面化することがあります。

「最近、雨が降ると天井が気になる」

「古い家なので屋根が心配」

という場合は、早めに点検を検討してみてください。

大切なのは、雨漏りしてから慌てるのではなく、住宅の状態を事前に把握しておくことです。

まとめ

瓦屋根は耐久性の高い屋根材ですが、

「瓦だから雨漏りしない」

というわけではありません。

住宅の屋根は、

瓦

漆喰

棟

防水紙

屋根下地

谷部分

板金

など、さまざまな部材によって構成されています。

長い年月が経過すると、それぞれの部分が少しずつ劣化していく可能性があります。

特に古い住宅では、

瓦のズレ

瓦のひび割れ

漆喰の劣化

防水紙の劣化

屋根下地の劣化

雨樋の劣化

などが雨漏りにつながる可能性があります。

また、雨漏りは必ずしも「水が落ちている場所」が原因とは限りません。

屋根や外壁から侵入した雨水が住宅内部を伝わり、離れた場所にシミや水滴として現れることもあります。

そのため、雨漏りが発生した場合は、原因をしっかり確認することが重要です。

「天井にシミができた」

「瓦がズレている」

「漆喰が崩れている」

「雨が降ると壁が濡れる」

「以前修理した場所から再び雨漏りする」

といった症状がある場合は、放置せず専門業者へ相談しましょう。

そして、雨漏りしてから修理するだけではなく、定期的に屋根や外壁の状態を確認しておくことも大切です。

古い住宅でも、現在の状態に合わせて必要な補修やメンテナンスを行うことで、大切な住まいを長く維持していくことにつながります。

「うちの瓦屋根は大丈夫かな?」

「築年数が古いけど、一度見てもらったほうがいいかな?」

そんな場合は、まず住宅の状態を確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。

もちろん!
前半の続きとして、「修理方法」から「業者選び・まとめ」までの後半を、前と同じく区切り線なし・行間広め・コピーしても崩れにくい形でまとめます。

瓦屋根の雨漏りはなぜ起こる?古い住宅で注意したい劣化サインと修理方法

瓦屋根の雨漏りにはどんな修理方法がある?

瓦屋根で雨漏りが発生した場合、修理方法は住宅の状態によって変わります。

「雨漏りしたから屋根を全部交換する」というわけではありません。

瓦の一部だけに問題がある場合もあれば、瓦の下にある防水紙や屋根下地まで劣化している場合もあります。

そのため、まずは雨漏りの原因や屋根全体の状態を確認し、その状態に合った修理方法を選ぶことが大切です。

代表的な修理方法としては、

・瓦の差し替え

・瓦のズレの補修

・漆喰の補修

・棟部分の補修

・谷部分の補修

・防水紙の補修や交換

・屋根下地の補修

・屋根全体の葺き替え

などがあります。

ここから、それぞれについて簡単に紹介していきます。

瓦が割れている場合は部分的な交換

瓦の一部が割れている、欠けているといった場合には、劣化した瓦を新しいものに交換する方法があります。

屋根全体の状態に大きな問題がなく、部分的な劣化であれば、必要な箇所だけ補修できる場合があります。

ただし、古い住宅では現在使われている瓦と同じものが手に入らないこともあります。

その場合は、既存の瓦との相性や納まりなども考えながら補修方法を検討する必要があります。

「瓦が一枚割れているだけだから自分で交換しよう」と考える方もいるかもしれませんが、屋根の上での作業は非常に危険です。

瓦の交換を含め、屋根の補修は専門業者に相談しましょう。

瓦のズレを補修する

強風や地震、経年変化などによって瓦がズレている場合は、瓦の状態を確認したうえで適切な補修を行います。

一部分だけズレているケースもあれば、屋根全体で瓦のズレが見られるケースもあります。

また、瓦がズレている原因が別の部分にある可能性もあります。

そのため、単純に瓦を元の位置へ戻すだけではなく、なぜズレたのかを確認することが重要です。

特に築年数の古い住宅では、瓦だけでなく棟や下地なども合わせて確認すると安心です。

漆喰の劣化は早めに確認

瓦屋根の住宅では、漆喰の状態も定期的に確認したいポイントです。

漆喰がひび割れていたり、剥がれたり、崩れている場合は、状態に応じて補修を行います。

漆喰の劣化を見つけたからといって、必ずしも雨漏りしているとは限りません。

しかし、屋根の劣化が進んでいるサインの一つとして確認しておくことが大切です。

特に古い住宅では、漆喰だけでなく棟や周辺の瓦なども合わせて点検することをおすすめします。

棟部分の劣化にも注意

屋根の頂上部分にある「棟」は、雨風の影響を受けやすい部分です。

長い年月が経過すると、棟の瓦や漆喰などに劣化が見られることがあります。

また、地震や強風などによって棟部分にズレや歪みが生じることもあります。

棟部分の状態によっては、部分的な補修で対応できる場合もあれば、棟全体の補修を検討する場合もあります。

雨漏りが起きている場合には、棟部分も原因の一つとして確認してもらいましょう。

谷部分は雨水が集まりやすい場所

瓦屋根の中でも特に注意したい場所の一つが「谷部」です。

谷部は、屋根の面と面が合流する部分です。

雨水が集まりやすいため、谷板金などの状態によっては雨漏りにつながることがあります。

特に古い住宅では、谷部分の板金などが経年劣化しているケースもあります。

「瓦には問題がなさそうなのに雨漏りしている」

という場合には、こうした部分も確認する必要があります。

防水紙が劣化している場合

瓦の下にある防水紙が劣化している場合には、瓦だけを補修しても十分な改善につながらない可能性があります。

防水紙は普段目にすることができないため、外から屋根を見ただけでは状態を判断しにくい部分です。

そのため、築年数がかなり経過している住宅や、長期間雨漏りを繰り返している住宅では、必要に応じて屋根内部の状態を確認することが重要になります。

屋根下地まで劣化している場合

雨漏りを長期間放置していると、屋根下地などに影響が出ている場合があります。

雨水が長期間入り込んでいる場合、屋根の内部まで劣化が進んでいる可能性があります。

このようなケースでは、瓦だけを交換するだけでは十分な修理にならない場合があります。

実際の劣化状況を確認し、必要に応じて下地の補修なども検討することになります。

だからこそ、雨漏りは「まだ少しだから大丈夫」と放置せず、早めに原因を確認することが大切です。

屋根全体の葺き替えを検討するケース

屋根全体の劣化が進んでいる場合には、部分補修ではなく屋根全体の葺き替えなどを検討することもあります。

例えば、

・瓦の劣化が広範囲に進んでいる

・防水紙の劣化が進んでいる

・屋根下地の劣化が見られる

・雨漏りを何度も繰り返している

・屋根全体のメンテナンス時期を迎えている

といった場合です。

ただし、これも住宅の状態によって判断は変わります。

「古い家だから必ず葺き替え」ということではありません。

必要な工事と不要な工事をきちんと分けて考えることが大切です。

雨漏り修理では「原因を特定すること」が重要

雨漏り修理で特に重要なのが、雨水がどこから入っているのかを確認することです。

例えば、

瓦の割れ

↓

瓦の下へ雨水が侵入

↓

防水紙周辺へ水が回る

↓

屋根内部を伝わる

↓

天井にシミができる

というように、実際の侵入口と室内に症状が出る場所が離れている場合があります。

そのため、室内のシミだけを見て修理するのではなく、屋根や外壁などを含めて雨水の侵入経路を確認する必要があります。

雨漏りの原因は屋根だけとは限りません

「瓦屋根の家だから、雨漏り=屋根が原因」

とは限りません。

住宅には屋根以外にも雨水が侵入する可能性のある場所があります。

例えば、

・外壁のひび割れ

・シーリングの劣化

・サッシ周辺

・ベランダ

・バルコニー

・雨樋

・軒天

・屋根と外壁の取り合い部分

などです。

そのため、雨漏りが発生した場合は、屋根だけを見るのではなく住宅全体を確認することが大切です。

外壁のひび割れから雨水が入ることも

古い住宅では、外壁のひび割れにも注意が必要です。

外壁は長年、雨や紫外線、温度変化などの影響を受けています。

その結果、ひび割れや塗膜の劣化、シーリングの劣化などが起こることがあります。

ひび割れの状態や場所によっては、雨水が内部へ侵入する可能性もあります。

「瓦屋根の雨漏りだと思っていたけれど、実際には外壁側にも問題があった」

という可能性も考えられるため、外壁も一緒に確認することをおすすめします。

雨樋の詰まりも確認しましょう

雨漏りを考えるときに、意外と見落とされやすいのが雨樋です。

雨樋には屋根に降った雨水を集めて、適切に排水する役割があります。

落ち葉やゴミなどが詰まっていると、雨水がうまく流れなくなることがあります。

雨樋から水があふれていたり、雨の日に特定の場所から大量に水が流れている場合は、一度状態を確認してみましょう。

雨樋の劣化や詰まりが、外壁や軒先周辺の劣化につながる場合もあります。

雨漏りを放置するとどうなる?

雨漏りを発見したものの、

「まだ少しだから大丈夫」

「雨が止めば問題ない」

と放置してしまう方もいます。

しかし、雨漏りが一時的に止まったからといって、原因がなくなったとは限りません。

雨水の侵入が繰り返されることで、屋根内部や壁内部などに影響が出る可能性があります。

また、室内では、

・天井や壁のシミ

・クロスの剥がれ

・カビ

・木材の劣化

などにつながる可能性があります。

そのため、雨漏りを発見したら、できるだけ早めに原因を確認することが重要です。

雨漏り修理を依頼するときに確認したいこと

雨漏り修理を業者へ依頼するときには、金額だけで決めるのではなく、工事内容もしっかり確認しましょう。

例えば、

「どこから雨水が入っているのか」

「どの部分が劣化しているのか」

「どんな修理が必要なのか」

「部分補修で対応できるのか」

「屋根全体の工事が必要なのか」

などです。

説明を受けたときに分からないことがあれば、そのままにせず質問しましょう。

専門的な内容でも、分かりやすく説明してくれる業者を選ぶことが大切です。

見積書は工事内容まで確認

雨漏り修理の見積書を受け取ったら、合計金額だけを見るのではなく、どんな工事が含まれているのか確認しましょう。

例えば、

瓦補修

漆喰補修

防水紙

下地補修

板金

雨樋

足場

など、必要な工事がどのように記載されているか確認します。

「屋根修理一式」とだけ書かれていて内容が分からない場合は、具体的な工事内容を確認しておくと安心です。

雨漏り修理と一緒に外壁も点検

古い住宅の場合、屋根だけでなく外壁も同じように年月が経過しています。

屋根を修理するタイミングで、

・外壁のひび割れ

・塗膜の劣化

・チョーキング

・シーリングの劣化

・サッシ周辺

なども確認しておくとよいでしょう。

屋根と外壁を別々に考えるのではなく、住宅全体のメンテナンスとして考えることで、今後の修繕計画も立てやすくなります。

外壁塗装で雨漏りを防げる?

外壁塗装は、単純に外壁をきれいにするためだけの工事ではありません。

外壁の状態に応じて適切な塗装や補修を行うことで、外壁を雨や紫外線などから守ることにつながります。

ただし、すでに雨水が内部へ侵入している場合には、塗装だけで雨漏りを解決できるとは限りません。

ひび割れやシーリングなど、原因となっている部分を確認したうえで必要な補修を行うことが重要です。

「雨漏りしているから、とりあえず外壁を塗れば大丈夫」

とは考えず、まず原因を確認しましょう。

古い住宅は「屋根・外壁・防水」をまとめて確認

築年数の古い住宅では、屋根だけ、外壁だけというように一部分だけを見るのではなく、住宅全体の状態を確認することが大切です。

屋根では、

瓦

漆喰

棟

防水紙

屋根下地

谷部

板金

雨樋

などを確認します。

外壁では、

外壁材

塗膜

ひび割れ

シーリング

サッシ周辺

などを確認します。

さらにベランダやバルコニーがある場合は、防水層の状態も確認します。

住宅全体を確認することで、雨漏りの原因をより正確に判断しやすくなります。

雨漏りは「症状が小さいうち」に相談

雨漏りは、症状が小さいうちに確認することが大切です。

最初は、

「小さなシミがあるだけ」

だったとしても、雨が降るたびに同じ場所へ水が入り続けている可能性があります。

また、雨が降っていない日は症状が出ないこともあります。

そのため、

「今は雨漏りしていないから大丈夫」

と判断せず、以前雨漏りしたことがある場合も、一度状態を確認しておくと安心です。

こんな症状があれば早めに点検を

最後に、瓦屋根や古い住宅で特に注意したい症状をまとめます。

このような症状が一つでも気になる場合は、早めに専門業者へ相談しましょう。

大切な住宅を長く守るために

古い住宅には、長い年月をかけて家族が暮らしてきた大切な思い出があります。

築年数が古くなったからといって、すぐに建て替えなければならないわけではありません。

屋根や外壁などの状態を確認し、必要な場所を適切に補修していくことで、これからも長く住み続けられる可能性があります。

特に瓦屋根は、瓦そのものだけではなく、その下にある防水紙や屋根下地、棟、漆喰なども含めて状態を確認することが重要です。

「雨漏りしてから修理する」のではなく、

「雨漏りする前に点検する」

という意識を持つことが、大切な住宅を守るための第一歩になります。

まとめ

瓦屋根は耐久性の高い屋根材ですが、瓦だけで住宅を雨から守っているわけではありません。

長い年月が経過すると、

瓦のズレ

瓦の割れ

漆喰の劣化

棟の劣化

谷部分の劣化

防水紙の劣化

屋根下地の劣化

雨樋の劣化

など、さまざまな部分で劣化が起こる可能性があります。

また、雨漏りの原因は屋根だけとは限りません。

外壁のひび割れやシーリング、サッシ、ベランダ、軒天などが原因になっている場合もあります。

そのため、雨漏りが発生した場合は、目に見える症状だけを修理するのではなく、雨水がどこから侵入しているのかを確認することが大切です。

特に築年数の古い住宅では、屋根や外壁の状態が分からないまま長期間過ごしているケースもあります。

「最近、雨の日に天井が気になる」

「瓦がズレているように見える」

「漆喰が崩れている」

「以前から雨漏りを繰り返している」

という場合は、一度専門業者に点検を依頼してみてはいかがでしょうか。

早めに住宅の状態を確認しておけば、必要な補修を検討しやすくなります。

大切な住まいを雨漏りから守るためにも、屋根・外壁・防水などを定期的に確認し、住宅の状態に合わせたメンテナンスを行っていきましょう。

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