サイディング壁の外壁塗装人気色 💁

ブログ 2025.06.30

日本では、【サイディング】と呼ばれる建材が、外壁材として最も広く普及しており、戸建住宅の約90%以上に採用されています。特に、【窯業系サイディング】が多く使用されており、約80%のシェアを占めています。

① なぜサイディング壁が使われるのか？

理由➡コスト・工期・デザイン性・メンテナンス性のバランスが良いから

工場で大量生産できるためコストが安い
現場施工が比較的早い
デザインやカラーの種類が豊富
メンテナンス次第で長持ちする

② サイディング壁にはどんな種類があるのか？

理由➡用途や予算など、お好みのデザインに応じて選択肢を広げるため

窯業系サイディング（セメント系、一般的）
金属系サイディング（軽量・高耐久）
木質系サイディング（見た目重視）
樹脂系サイディング（海外で多い）

① 窯業系サイディング（ようぎょうけい）

最も普及・全国の住宅の約8割

セメント質＋繊維質の板
耐火性・耐久性あり
デザイン・色・質感が豊富（レンガ風・木目風・石目調など）
コスト：比較的安価
デメリット：重量が重い、コーキング劣化しやすい

【おすすめ】

一般住宅全般、デザイン重視の方

② 金属系サイディング

ガルバリウム鋼板やアルミ、ステンレスなど
軽量で建物への負担が少ない
耐久性・耐水性・断熱性が高い
モダン・シャープな外観が得意
コスト：中～高価格帯
デメリット：衝撃に弱い部分あり、サビ対策必要

【おすすめ】

耐久性重視、軽量化したい建物、寒冷地、モダンデザイン

③ 木質系サイディング

天然木や加工木材を使用
自然な風合い・高級感が魅力
環境配慮型の素材もある
コスト：高め
デメリット：定期的なメンテナンス必須、燃えやすいリスク

【おすすめ】

デザイン・自然素材重視、別荘・店舗・個性的な住宅

④ 樹脂系サイディング（主に北米・北海道など）

塩化ビニル樹脂製
軽量・耐衝撃性・耐水性・サビなし
メンテナンス性◎
紫外線に強い
日本ではあまり普及していない（主に寒冷地向け）
コスト：中価格帯
デメリット：施工できる業者が限られる、日本の気候全域には不向きな場合も

【おすすめ】

寒冷地、メンテナンスコスト抑えたい方

種類	特徴	コスト感	向いている人・建物
窯業系	安価・デザイン豊富	安い～中	一般住宅、デザイン重視
金属系	軽量・高耐久・モダン	中～高	モダン住宅、寒冷地
木質系	天然木の質感・高級感	高め	別荘、自然素材志向
樹脂系	軽量・耐水・寒冷地向き	中	北海道、寒冷地域の家

③ なぜサイディング壁に劣化が起きるのか？

理由➡素材の特性・施工不良・経年劣化

シーリング劣化
つなぎ目のコーキングが紫外線や雨風で劣化し、ひび割れ・隙間ができる
塗膜の劣化
表面の塗装が紫外線・雨で色褪せ、チョーキング現象が起きる
反りや浮き
施工時の隙間不足や湿気で、パネルが反ったり浮いたりする
カビやコケの発生
北面や湿気の多い場所はコケやカビが出やすい

✅ サイディング壁に塗装が必要な理由

① 防水性・耐久性を保つため

サイディング材自体は水に弱い素材（特に窯業系サイディング）
塗装による防水コーティングで雨水や湿気から壁を守る
塗膜が劣化すると、雨水が染み込み膨れ・ひび割れ・腐食の原因

② 美観の維持

外壁の色あせやチョーキング現象（白い粉）が出てくる
塗装をすることで新品同様の見た目が復活
色・デザインを変えることでリフレッシュ効果も

③ 劣化の進行を防ぐ

塗膜の剥がれやヒビを放置すると、内部のサイディングが劣化
早めの塗装で劣化を抑え、張り替えの大規模工事を防ぐ

④ 防カビ・防藻・防汚機能の向上

最新の塗料には防カビ・防藻・セルフクリーニング機能あり
コケや汚れが付きにくく、長期間美観を維持

⑤ 住宅の資産価値維持

定期的な塗装で建物全体の耐久性が保たれる
外壁の美観・性能が保たれることで資産価値の維持に直結

✅ 塗装しないとどうなる？

✔ コーキング（目地）の劣化が進行
✔ サイディングが反る・浮く・割れる
✔ 雨水が侵入し、壁内部が腐食
✔ 結果的に、張り替え工事（高額）が必要になる

✅ 塗装のタイミング目安

劣化症状	塗装のサイン
色あせ・ツヤ消失	防水性能低下、塗装時期
チョーキング現象	壁を触ると白い粉がつく場合
コーキング劣化	ヒビ割れ・隙間・剥離がある場合
コケ・藻の発生	美観・防水性が落ちているサイン

✅ サイディング壁塗装の人気カラーランキング（2025年版）

🎨 ① グレー系（シック・汚れが目立ちにくい）

【人気色】ライトグレー、ダークグレー、チャコール
【イメージ】現代的・高級感・落ち着き
【ポイント】汚れが目立ちにくく、失敗しにくい万能カラー

🎨 ② ベージュ系（暖かい・柔らかい印象）

【人気色】アイボリー、ライトベージュ、モカ
【イメージ】ナチュラル・優しい・街並みに馴染む
【ポイント】周囲の住宅と調和しやすい

🎨 ③ ホワイト系（清潔感・明るい）

【人気色】オフホワイト、クリームホワイト
【イメージ】爽やか・新築感
【ポイント】汚れが目立ちやすいので耐汚染性の高い塗料がおすすめ

🎨 ④ ブラウン系（温かみ・重厚感）

【人気色】チョコレートブラウン、ライトブラウン
【イメージ】安定感・落ち着き・和風にも洋風にも合う
【ポイント】外構（フェンス・玄関ドア）と合わせやすい

🎨 ⑤ ブラック系（モダン・クール）

【人気色】ブラック、ダークネイビー
【イメージ】洗練・個性派・高級住宅風
【ポイント】熱吸収しやすいので遮熱塗料を検討すると◎

🎨 ⑥ ツートンカラー（最近特に人気！）

上部：ホワイト・ライトグレー
下部：ダークグレー・ブラウン・ネイビー
【イメージ】メリハリ・デザイン性アップ
【ポイント】建物の形状に合わせて配色するとバランス良し

✅ まとめ表

カラー系統	イメージ	汚れ目立ちにくさ
グレー系	シック・現代的	◎
ベージュ系	ナチュラル・優しい	◎
ホワイト系	清潔・明るい	△（やや目立つ）
ブラウン系	温かみ・重厚感	◎
ブラック系	クール・高級感	○（やや熱を吸収）