塗装の種類・塗り方
今回は塗装の基本、塗り方・種類を
ご説明いたします😊
塗装とは、ものの表面を塗料で覆うことです!
塗料が乾燥したものを、「塗膜」と呼びます✨
・塗装の方法
刷毛塗り・ローラー塗装・吹き付け塗装
の三種類が一般的なものです!
塗装方法の種類
方法 | 作業 |
刷毛塗り | 刷毛を使って塗装 |
ローラー塗装 | ローラーブラシでの塗装 |
吹き付け塗装 | スプレーガンで塗装(吹き付け) |
「刷毛塗り」「ローラー塗装」「吹き付け塗装」の3つの方法
この基本的な違いは、使用する道具です!
どの方法で塗装をするか、使用する塗料や、
塗装する素地、塗装環境によって決定します✨
☆刷毛塗り
刷毛塗りは、その名の通り、
刷毛(はけ)を使って、塗料を広くのばしていきます!
刷毛塗りは、作業スピードが遅いですが、塗料のロスが少なく、
塗料が飛び散りにくいことが特徴です。
細かい部分は刷毛塗りで、広い部分は他の塗装方法で、
といったように工事方法が棲み分けされることがあります。
刷毛にも種類があります!
①平刷毛
平らな面や広い面を塗装 通称、べた刷毛とも呼ばれ、
刷毛の部分と持ち手となる柄が一直線になっています✨
②筋交い刷毛
角や細かい部分を塗装 刷毛の部分と柄が45度に曲がっていることが特徴です!
刷毛と柄に角度がついていることで、塗りやすく、この形は日本独自のものです✨
③寸銅刷毛
粘度の高い塗料を塗装 形は平刷毛と同じですが、平刷毛よりも毛量が多いことが特徴です!
塗料を濃いめの希釈で塗るときに使用します✨
刷毛には材質の違いもあり、大きく、獣毛と化学繊維の2種類に分けられます!
獣毛には、馬毛・豚毛・ヤギ毛の三種類があり、
馬毛やヤギ毛は、体や部位によって毛の柔らかさに違いがあります!
☆ローラー塗装
ローラー塗装は、ローラーを使って、塗料を広く伸ばしていく塗装方法です!
刷毛ほどではありませんが塗料の飛び散りが少なく、広い範囲を効率よく塗装できます✨
劣化したローラーを使うと、塗装にムラがつき、塗料が期待通りの効果を発揮しない原因にもなります😣
塗装時によく利用されるローラーは、レギュラーローラーとミドルローラーの2種類です✨
①レギュラーローラー
障害物のない幅広い面を塗るときに使用
ローラーの種類は、一般的にインチで表記されます!
塗装時には、ハンドル部分の重さに加え、
塗料がローラーに含まれることによって、ローラーの重量が増加します!
レギュラーローラー使用時には多少の腕力が必要です😣
②ミドルローラー
広い面、狭い面の両方を塗るときに使用
ミドルローラーは、広い面、狭い面両方を塗るときに使用できる万能なローラーです✨
広い面をローラー塗装をしたいが、レギュラーローラーは重いといった場合に、
使用されることがあります✨
③スモールローラー
狭い面を塗るときに使用
スモールローラーは、狭い面を塗るときに適したローラーです。
小回りが利くため、窓、コンセント周辺、細かな付帯部分を
塗るときに使用します✨
ローラーの素材は、大きく分けて、「ハイパイル」「ウーブン」の2種類があります。
それぞれの違いは、素材の織られ方です。ハイパイルは、ニットにように繊維が絡み合うように織られており、現在の主力素材です。
ローラーに対して塗料を含ませやすく、外壁塗装に適した素材です✨
ウーブンはハイパイル型に比べて塗料が含みにくいのですが、
空気の抜けが仕上がりがよい点が特徴的な素材です。
ウーブンは内装の塗装に適した素材です✨
☆吹き付け塗装
吹き付け塗装は、スプレーガンを使用して塗料を霧状にし吹き付けていく塗装方法です。
厳密には、エアースプレー方式とエアレススプレー方式と二つの分類があります。
どちらの場合においても、一気に広範囲を塗装することができ、その作業効率は刷毛塗りの10倍にも及びます。
※塗料が周辺に飛び散りやすく、塗装時に騒音がすることから塗装環境の整備には注意が必要な塗装方法でもあります。
①重力式スプレーガン
細かな部分を塗装する際に使用 重力に向かって落下する塗料を
吹き付けるタイプのスプレーガンです!
塗料の供給原理が簡単であることが特徴です。
塗料を入れる容器が小さく、色変えが多いときや、
少量だけ塗装をしたいときに使用します✨
②吸上式スプレーガン
広い面積を塗装する際に使用 体下部のカップから吸い上げて
塗料を吹き付けるタイプのスプレーガンです!
重力式スプレーガンより塗料を入れる容器が大きく、
広い面を塗装する際に仕様します✨
※吹き付け塗装は、塗料が周辺に飛び散りやすいことから
塗料のロスが多い工法です😣
そのほか、下記のようなデメリットがあるため、
一般的な外壁塗装で利用されなくなりました※
以上塗装の種類知識でした⭐